ウェブクリエイターを目指す方へ 総合力を早く高めるための講師からの4点のアドバイス

ウェブスクール

職業訓練校でウェブ業界での就職をを目指している方々と、講師と生徒として関わり始めて3年半になります。総合的なデザインのクラス、php+MySQLをメインにしたプログラマー系のクラス、FlashやjQueryを含めたウェブクリエイターとしての総合的なクラスと、若干講義内容・目標が違いますが、150名近くの方々に接してきました。

残念ながら、全員がWEB関連の企業に入社したわけではありませんが、それでも多くの「後輩・同業者」が出来たことは、当社の財産だな~と感じます。

専門学校で教えていた時や、大学で単発でWEBデザインの講義をした時と、現在の職業訓練校での講義の違いは、「すぐに実践できる技術と知識」をもってもらうこと。6か月という短い期間で、どこかの企業に入れるスキルを身につけるのは、ほんとうにたいへんなことです。

インターネットの基礎知識がある方、コーディングだけちょっとかじった方、元グラフィックデザイナーだった方、インターネットやパソコンは普通に「ユーザー」だった方。様々な方々に向けて講義をしていて思うことがあります。

ウェブスクール

6か月で仕事レベルまでスキルを磨く、それは当然のこととして。

職業訓練校ですから、半年で仕事レベルにならなければなりません。しかし、スキルを身につけるだけでは「総合力」は上がりません。

WEBのスキルやデザインの発想などについてのブログはたくさん見かけますので、ここでは「総合力を早く高めるため」というテーマで書いてまいります。

  1. これまでのキャリアを活かすこと
  2. 得意な分野を知ること
  3. とりあえず形にしてしまうことを優先できること
  4. 1歩前に踏み出す勇気をもつこと

1.これまでのキャリアを活かすこと

生徒さんのほとんどの方が、アルバイト・正社員を問わず、何かしらの職務経験がある方々です。コンビニでのアルバイト、給食施設やレストランでの調理、型枠を設置する方やドライバーさんショップ店員さん営業職や事務職管理職。そのどの職業でも賃金をもらっているということは「その道のプロ」なはずです。たとえば、ある程度勤務経験があれば作業効率をアップする方法を考えられるでしょう。広報や営業の仕事をしていたなら、マーケティングの知識もあるでしょう。

自分のキャリアと新しい知識・技術を武器にして、就職活動をする方の多くは、「武器」を意識して就職活動をしていたと思われます。

2.得意な分野を知ること

デザイナーになりたい!
プログラマーになりたい!
ディレクターになりたい!

希望は様々ですが、どうしても付きまとうのが「苦手意識」。

「デザインなんて意識したことがなくて・・・」「絵も描けないし!」「タイピングが遅くて・・・」「プログラムの文字を見ているとめまいがしてくる・・・」

訓練開始から1~2ヶ月程度経過すると、多くの方が何らかの項目で難しさを感じるはずです。慣れていないから当然なんですね。
日本語のタイピングは早かったのに、HTMLCSSやプログラムは英文だし不慣れ。
フォトショップは操作を覚えるだけで、デザイン的要素の学習まで手が頭が回らない。
イラストレーターをフォトショップの手順で使っていた・・・。

でも、全体の1/5程度の方は4か月くらいで「卒業・就職」していき、6か月の修了間際のプレゼンテーションでは、入所当時では考えられないほどの、素晴らしい複数のサイトをプレゼンテーションして旅立っていきます。

これは、努力とともに「慣れ」もあるでしょう。理屈を覚えることもしなければなりませんが、毎日どこかのサイトのHTMLソースの閲覧をしてい早く目を慣らすことも重要で、毎日の繰り返しの成果だと思います。

HTML・CSSやスマホサイト制作・フォトショップにjQuery・phpやwordpressと、最近のクラスは本当にやることが増えています。骨格であるHTML・CSSと、それに肉付けをしていくフォトショップでのカンプ・パーツ作り。それに「デザインを考える・施す」こと。それだけでも大変なのに、全てをパーフェクトに理解するぞ!と考える方には、無理があるカリキュラムかもしれません。

全て満遍なく理解することよりも、たとえばWEBデザイナー志向であれば、HTMLCSSとデザイン(フォトショップ)を優先的に学び、実務に入ってから新しい事柄を覚えればOKだと思います。ある程度の規模の企業であれば、UIデザイン・コーダー・プログラマーと、役割分担が比較的明確になっています。また、一般企業のウェブ担当者での採用であれば、基礎的な部分だけで充分に通用します。そうした仕事で実績を積み、大手制作会社のコーダー・デザイナーに転身した方も少なくありません。

WEB制作会社を目指すコーダー志望の方なら、標準的なコーポレートサイト・ECサイト・スマートフォンサイト(レスポンシブであれば尚可)を徹底して作り続ける。ウェブデザイナー志望であれば男性向け女性向けのサイト・企業サイトなどの多面性をもったサイトを作り込んでいく。得意分野=学んでいて苦にならないカリキュラムを優先して習得するのが、近道でもあると思われます。

また、センスはモノを見る力=観察力で補えます。

3.とりあえず形にしてしまうことを優先できること

就職を目的にしている講義ですから、知識をつけて操作がうまくなっても「形」にしないと意味がありません。

ポートフォリオがなければ、何もできないのと同じです。「まだ未熟だから」「まだ自信がないから」と紙ベースのポートフォリオをなかなか作らない方も稀にいます。では、半年の講義が終わってから、毎日数時間制作し続けることが出来るのでしょうか?そんなことはありませんね。同レベルの人たちと一緒に講義を受けて、実習を重ねてきたからできたという部分もあるはずです。とりあえず形にして、面談先の担当者からダメだしをしてもらうつもりで面接を受けるのもひとつの手です。

4.1歩前に踏み出す勇気をもつこと

未知の業界に応募すること、そこで働くということは、とても勇気のいる事です。恐らく大半の方が不安でたまらないでしょう。

面接でわからない質問をされたらどう返答していいのやら・・・。

働き始めて使いモノにならないと評価されたらどうしよう。

でも、先輩方は同じカリキュラムを受けて、現在プロフェッショナルとしてたくさん活躍しています。

はじめの一歩を踏み出す勇気

実はこれが一番重要だったりします。

採用する企業は、将来性を買ってくれるはず。そうした企業とのマッチングですので、自分を必要としてくれる企業と巡り合うまで、「スピード感を保ちつつ、焦らずに」頑張ってほしいと思います。

無論、しっかりと勉強をしてからという前提です。

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