デザイナーとイラストレーターのいい関係

名取あきポスター

デザイナーでイラストを描く方もいらっしゃいますが、基本的にはデザイナーがイラストレーターに発注してデザインを仕上げていくケースが多いのではないでしょうか。

デザイン優先ですので、デザイナーの要望をくみとり、その広告・印刷物・ウェブサイトにあったイラストを仕上げるのがイラストレーターの仕事なのは言うまでもありません。

ですが、2012年に個展を開いた名取あきさんが参加された、イラストレーターとデザイナーが2人一組になって10組程度の作品が展示されるグループ展「ポスターを描くVol.4」を見て、イラストレーターをプロデュースするデザイナーが、しっかりと個性を理解してコンセプトを作っていけば、イラストもさらに素晴らしい出来栄えになるということを痛感したイベントでした。

芸術とデザインというタイトルの前回の投稿に続いて、今回も気になる展示に行ってきましたのでご報告です。

イラストをさらに際立たせる

グループ展「ポスターを描くVol.4」はプロとして活躍するひと、専業としてではなく兼業でデザイン・イラストを描かれている方など、様々な方々の作品を一同に見ることが出来る、とても良い機会でした。

10点あまりの作品があり、コンセプトの書かれたボードと作者の名刺。それぞれが素晴らしいクオリティのイラストをポスターに仕上げていました。

知人と言うひいき目を差し引いても、名取あきさんのポスターはひときわ目を引くものがあったと思います。

名取あきポスター

まず第一に、以前の個展の時の作品より、今回のポスターの完成度がずいぶん上がっている気がしました。元々あったイラストにコピーを載せトリミングをして、そのイラストの良い点をより際立たせる作業が、優秀なデザイナーによって施されたのは言うまでもありません。

無論、素晴らしいイラストを描いたイラストレーターの才能があったからですが、名取さんのイラストはとても表情豊かですが、その中心には必ずやさしい目がある気がします。デザイナーさんもそこに気がつき、たくさんの作品を登場させるのではなく、ひとつの作品をしっかり大きく・目を見てもらえるような配置をしていると思います。

具体的施策(の一部)は

  1. 目が特徴なので、アップで表現する
  2. 不思議感をだすために、背景などに配慮をしている
  3. スカーフのイラストを、実際にスカーフを制作して写真で取り込み表現する

ということでしょうか。

デザイナーとイラストレーターの信頼関係が生んだ、素晴らしいポスターだったように思います。

そんな名取さんは、2014年秋に個展を開かれるようです。

今後の活躍を応援していますが、私もいつか個性的なイラストレーターさんと、こんないい仕事をしてみたいと思いました。

女の子は死ななくても生まれ変われる。
女の子は死ななくても生まれ変われる/コピーもいいですね

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